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とやまの政治・経済・文化のあゆみを求めて60年…

活動案内schedule

平成29年度 年間予定

日時 内容 場所
 6月11日(日) 特別研究発表大会
〔富山歴史講座―町と村―〕
 杉山大晋(高岡市教育委員会生涯学習・文化財課主任)
「伏木台地の発掘調査成果と越中国府」
 若林陵一(東北学院大学東北文化研究所客員)
「中世後期越中国般若野荘にみえる郡・郷・村―社会の枠組」(仮)
会期:平成29年6月11日(日)14時10分より16時まで
会場:富山県民会館611号室
一般来聴歓迎
 8月20日(日) 研究発表大会
発表T
 堀沢祐一(富山市教育委員会埋蔵文化財センター所長)
「越中国から見た律令期祭祀遺物」
発表U
 小阪 大(白山市教育委員会文化財保護課主幹)
「白山麓の一向一揆と鳥越城」
発表V
 岡嶋大峰(大阪城天守閣学芸員)
「慶長期にいたる前田家中の分裂と統合」
発表W
兼子 心(富山市売薬資料館学芸員)
「江戸時代後期の富山・加賀両藩の売薬商売について」
会期:平成29年8月20日(日)
13時30分より
会場:富山県民会館611号室
一般来聴歓迎
11月5日(日)
特別講演会
講師:室山 孝 氏(新修小松市史編纂委員)
演題:「中世加賀菊酒の社会史」(仮)

会期:平成29年11月5日(日)
14時より
会場:富山県民会館611号室
一般来聴歓迎
◎平成29年度研究発表大会
 
[要旨]
〇堀沢祐一氏発表内容
「越中国から見た律令期祭祀遺物」
 平成7年に、富山市の豊田大塚・中吉原遺跡から、律令期の祭祀遺物である人面墨書土器や木製祭祀遺物(人形など)が出土した。このことを契機にして、当時、越中国を含めた諸国での人面墨書土器や木製祭祀遺物の出土遺跡や内容等を調査したことがあり、遺物の依存状況にもよるが、出土する地域と出土しない地域があることが確認できた。その時から約20年が経過し、現在はどのような傾向にあるのかを概観したい。
 また、越中国で人面墨書土器は8遺跡から約28点が確認され、日本海側で最多の点数を誇っている。このことは、祭祀に人面墨書土器を使用することが浸透していたと考えられ、この土器の特徴のひとつとして、顔を描かない人面墨書土器の存在が挙げられる。
 「顔がない人面墨書土器」は、平城京や長岡京などの都城で出土しているが、越中国で見られるように都城以外の地域でも同様の土器が存在する可能性が高く、越中国の事例を踏まえながら紹介したい。
〇小阪大氏発表内容
「白山麓の一向一揆と鳥越城」
 天正8年加賀の地は11月17日に、柴田修理亮の調略により、石山方からの坊官若林長門父子を含む鳥越城主鈴木出羽守ら19名の頸を安土松原に晒した事により終息したかに見えるが翌3月、ふとげと云う所で柴田修理の兵三百人ばかりが駐屯していたが、一揆勢の蜂起で、攻め滅ぼされた。その後、佐久間玄蕃を向かわせ一揆勢を鎮圧し終息に至った(「信長公記」による)。
 鳥越城は、昭和52年から平成14年にかけて15次にわたる発掘調査が実施され、二曲城跡でも平成17年から21年にかけて5次の発掘調査が実施された。調査では、いたる箇所で被熱した建物跡など激しい戦いの痕跡が顕著に見ることができた。発表では、発掘調査の成果から見えてきた天正8年前後の白山麓地域の史実を検証したい。
〇岡嶋大峰氏発表内容
「慶長期にいたる前田家中の分裂と統合」
 天正年間に大名として取り立てられて以来、前田利家・利長父子は織豊政権の中で別個の大名として扱われ、そこに属する武士たちも同様に別個の家臣団を形成していた。その後、利家・利長・利政によって三ヶ国を分割統治する体制が現れるなど、慶長末期にいたるまで前田家に属する武士たちは分裂と統合を繰り返した。本報告では、各時期における前田家臣団の編成状況がうかがわれる諸史料を紹介しつつ、利常期以後の家中構造まで展望する。
〇兼子心氏発表内容
「江戸時代後期の富山・加賀両藩の売薬商売について」
 富山売薬といえば、現富山県の範囲の商売と見られがちだが、江戸時代の越中では富山・加賀両藩それぞれの産業政策の上に成り立っており、各地域での商売の様相があった。加賀藩政下での売薬商売の状態や各地の交流状況を踏まえ、両藩の売薬商売の関係や在り方を考えてみたい。

平成28年度 年間予定

日時 内容 場所
 11月6日(日) 特別講演会
講師:盛本昌広氏(日本中世史研究者)
演題:「中世北陸における山野河海の利用と管理」
会期:平成28年11月6日(日)
14時より
会場:富山県民会館611号室
一般来聴歓迎
 8月21日(日) 研究発表大会
発表T
  三浦知徳氏(上市町教育委員会事務局 係長)
  史跡上市黒川遺跡群の調査と整備・活用
発表U
  川名 俊氏(石川県埋蔵文化財センター調査部主任主事)
  十六世紀北陸における武家と本願寺・一向一揆
発表V
  高野靖彦氏(富山県[立山博物館]学芸課主任)
  近世立山における「観光地」的様相
           −立山信仰登山集落と地域社会−
発表W
  横山恭子氏(国立高等専門学校機構 富山高等専門学校助教)
  享保・延享期の加越能地域の朝鮮人御用
会期:平成28年8月21日(日)
13時30分より
会場:富山市民プラザAVスタジオ
一般来聴歓迎
6月12日
(日)
特別研究発表大会
〔富山歴史講座―石と人とのかかわり―〕
 高岡 徹「産業遺産としての桑山石切丁場」
 大野 究「越中西部における砂岩製石造物の生産と流通」
会期:平成28年6月12日(日)14時10分より16時まで
会場:富山県民会館611号室
一般来聴歓迎

◎平成28年度研究発表大会
 
[要旨]
○三浦氏発表内容
 史跡「上市黒川遺跡群 円念寺山経塚 黒川上山墓跡 伝真興寺跡」は、剱岳を望む上市町黒川地区に集中して築かれた中世宗教施設群であり、近世以降とは異なる“立山信仰”のあり方を物語る好例として2006年1月に国史跡に指定された。これまでに行われた発掘調査の成果を紹介するとともに、今後の整備・活用の方針を示す。
○川名氏発表内容
これまで個別に論じられがちであった北陸の武家勢力と本願寺・一向一揆との関係を、主に16世紀なかば以降の能登・越中の戦乱の動向から検討し、戦国期の北陸地域の武家にとって一向一揆がいかなる存在であったかを考える。
○高野氏発表内容
 近世において大量の参詣人を受け入れた霊山をとりまく地域社会は「観光地」としての成熟度を高めていく。その問題を、参詣者を受け入れる側(ホスト側)の動向に着目して検討する。立山信仰登山集落の芦峅寺・岩峅寺を取り上げ、受入体制や利益配分、周辺集落との関わりを解明する。立山山麓における地域の「観光地」形成の過程を通して、新たな地域社会像の構築を試みる。
○横山氏発表内容
 近世日本においていわゆる「鎖国」政策のとられる中、日朝両国の交隣関係を前提とした朝鮮通信使が来日、主に東海道を経て徳川将軍の待つ江戸へ参向した。従来、日本海側に位置する加賀藩、富山藩、そして加越能地域は、遠隔地ゆえ通信使と無縁であるものと考えられてきた。しかし近年、「朝鮮人御用馬留帳」『川合文書』の分析から、村々の駅馬派遣が明らかになってきた。本報告では、享保・延享期を中心に加越能地域の駅馬派遣を取り上げる。

平成27年度 年間予定

日時 内容 場所
 11月8日(日) 特別講演会
講師:藤田達生氏(三重大学教育学部教授)
演題:「柴田勝家と本能寺の変―北国における織田体制―」

◎藤田達生氏◎
生年月日 1958年10月8日
職位 三重大学教育学部教授
学歴 
1987.03  神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了 学術博士(神戸大学)
職歴
1987 神戸大学大学院文化学研究科 助手
1993 三重大学教育学部 助教授
2003 三重大学教育学部 教授
2013 三重大学教育学部長・
業績
証言 本能寺の変/八木書店/2010年
秀吉と海賊大名/中公新書/2012年
蒲生氏郷/ミネルヴァ書房/2012 年
天下統一/中公新書/2014年
会期:平成27年11月8日(日)
14時より
会場:富山県民会館401号室
一般来聴歓迎
 8月23日
(日)
研究発表大会
鹿島昌也「富山藩江戸後期の殖産興業―富山土人形と越中丸山焼―」
加藤基樹「立山における阿弥陀信仰―新出の鉄造阿弥陀如来坐像をめぐって―」
福井重治「飛騨武将の経済的基盤―越中との関わりを中心に―」
堀井美里「近世地域社会と政治情報―越中国を事例として―」
会期:平成27年8月23日(日)
13時30分より
会場:富山市民プラザAVスタジオ
一般来聴歓迎
6月21日
(日)
特別研究発表大会
テーマ「越中の二大山城を語る―調査研究最前線―」
@発表者:的場茂晃氏(魚津市教育委員会生涯学習スポーツ課)
 演題:「松倉城」(仮題)
A発表者:田上和彦氏(高岡市教育委員会文化財課)
 演題:「守山城」(仮題)
会期:平成27年6月21日(日)
14時10分より
会場:富山市民プラザAVスタジオ
一般来聴歓迎

◎平成27年度特別講演会
 「柴田勝家と本能寺の変―北国における織田体制―」

 [要旨]
 近年、粟屋五郎右衛門尉宛柴田勝家書状(個人蔵)が発見され、天正10年(1582)6月6日に勝家が本能寺の変の情報を得たことや、越中魚津落城後の織田軍の動向の詳細が判明した。本報告では、明らかになった本能寺の変の前後の時期に注目して、以下の3点について追究する。
 ・信長の北国支配体制の実態。
 ・北国における織田体制終焉の時期。
 この2点をふまえて、・本能寺の変は北国にいかなる影響を与えたのかを検討したい。

◎平成27年度特別研究発表大会
 富山歴史講座「越中の二大山城を語る―調査研究最前線―」

 [要旨]
○的場報告
 越中三大山城の一つで、魚津市南部の城山と呼ばれる丘陵上に築かれた山城です。築城年代は定かではないが、南北朝時代の14世紀前半頃と推定され、戦国時代末期の16世紀末にいたる約250年間にわたって新川郡の要として重要な役割を果たしてきました。
 これまで松倉城とその周辺の支城を含む松倉城郭群において、試掘調査や測量調査等を実施しています。近年の調査成果等を踏まえながら、その概要を報告します。
○田上報告
守山城は、増山城(砺波市)、松倉城(魚津市)とともに越中の三大山城として広く知られ、富山県を代表する山城であり、14世紀半ばの南北朝期から戦国期を経て、16世紀末の近世初頭に至るまで使われた城といわれる。
過去に富山県や二上山研究会による調査が進められていた。高岡市では平成18年度から6年間をかけて、守山城周辺に連なる外縁部の遺構の範囲確認調査を実施した。また、平成25年度から詳細調査に移行し、測量調査などを実施している。この動きの中で、城跡中心部が平成26年3月に市史跡として指定された。今回は、6年間の成果と最新の成果を報告したい。

平成26年度の活動

日時 内容 場所
 11月16日(日)  越中史壇会創立60周年記念式典 会期:11月16日(日)
   14時より
会場:富山第一ホテル
    /3階 天平の間
 11月16日(日)  富山歴史講座(報告時間:各20分) 一般来聴歓迎
城岡朋洋「はじめに「越中史の扉」」
中条充子「大伴家持と古代越中」
松山充宏「放生津と足利義材」
萩原大輔「佐々成政を貶めたのは加賀藩か?」
加藤基樹「立山信仰史」
兼子 心「富山売薬のこれまでとこれから!」
会期:11月16日(日)
   15時より17時まで
会場:富山第一ホテル
    /3階 天平の間
 8月24日
(日)
平成26年度研究発表大会
町田賢一「富山市小竹貝塚の発掘調査成果について」
細川精樹「富山県内の筆塚・頌徳碑〜近世後期の寺子屋を中心に〜」
近藤真史「加賀藩における有沢兵学の展開」
是松慧美「明治期の治水と高田雪太郎」
会期:8月24日(日)
   13時30分より
会場:富山市民プラザAVスタジオ
一般来聴歓迎
6月15日
(日)
平成26年度特別研究発表大会
「富山城・城下町研究の成果と課題」
講師 古川知明氏(富山市埋蔵文化センター所長)
pdfデータ
会期:6月15日(日)14時10分より
会場:富山市民プラザAVスタジオ
一般来聴歓迎

◎平成26年度特別研究発表大会「富山城・城下町研究の成果と課題」

 [要旨]
 富山城・富山藩の研究は、富山史壇第50号(1971年)刊行を記念して「富山藩の研究」を特集して以後、大きな進展をみていなかった。富山城について本格的な発掘調査のメスがはいったのは11年前からであり、その後城下町遺跡も発掘調査を行うようになった。
 江戸時代の富山城・城下町はたびたび大火等で焼失し、残った記録も少ないことが研究の進展を妨げていたが、考古学の調査成果により、記録に残らなかった事実が新たに判明したことで、ここ10年余で研究は大きく進展を見せた。
 今回の発表では、近年行った既存の研究の見直しや再評価と、新たな考古学成果を踏まえ、明らかになった富山城・城下町の歴史的価値について紹介したい。
 主なテーマとしては、慶長10(1605)年前田利長が隠居して作った富山城を復元する、富山城から見た高岡城・城下町の評価等を行う予定である。
 なお、富山城・城下町に関する近年の研究成果をまとめた『富山城の縄張と城下町の構造』(桂書房 3月刊)は、発表者が富山史壇等に発表したものを核としている。

越中史壇会事務局

〒930-0115
富山市茶屋町33-2
 富山県公文書館内

TEL 076-434-4050

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